※ネタバレも含みますのでご注意ください

マクロファージとは  実数領域と虚数領域  ウ・ドゥとは  

マクロファージ
マクロファージとは動物の身体の中に存在する貪食細胞と呼ばれるものです。外部から細菌などの異物が入ってきたときそれを食べて免疫細胞に「こんな異物が体に入ってきましたよ」と知らせるのがマクロファージの役目です。ゼノサーガの中ではシオン達を異物とみなし排除するものとしての役割で使われているようです。

 

実数領域と虚数領域
実数領域とは今我々がいる他者や他の物質を感じることができる領域、すなわち見えたり触れたりする世界。
それに対し虚数領域とは見えず触れない世界、つまり心や意識が存在している世界とされています。
しかし虚数領域では集合的無意識として意識が存在するのです。集合的無意識とは、みんなの考えがなんの隔たりもなくそこらじゅうに浮遊している状態です。簡単に言ってしまえばみんなが隔てている壁がない一つの部屋で生活しているようなものでプライバシーがない状態です。すると自分の意識(考え)がみんなに知られてしまいます。人はみな他人に知られたくない感情や考えを持っているものですからプライバシーがない場所にいるのは苦痛です。そこでそこから逃れ、広がろうとします。これが「宇宙の散逸」、「意識の暴走」となるのです。
このとき集合的無意識に恐怖した(他の人に自分の考えを読み取られることを恐れた)意識が宇宙の散逸を望むと虚数領域の「意識」が実数領域に見えるものとして現れます。これがグノーシスです。

 

ウ・ドゥ
ゼノサーガの世界で実数領域と虚数領域がある次元宇宙(世界)は下位領域と呼ばれています。下位領域よりももっと莫大なエネルギーが存在する領域(人智を超えた世界)を上位領域と呼んでいます。そしてこの上位領域にいる存在こそがウ・ドゥなのです。
ウ・ドゥは集合的無意識を観測しているのです。つまり人々の意識(考え)をより知りたがっているということです。この観測行為は実数領域でも行われているため、我々が見えたり触れられたりする何かしらの形で存在しているはずです。この我々が知覚できる形で現れたのが「アベル」です。では虚数領域で観測が行われている時にグノーシスと同じく実数領域に具現化したものは何でしょうか?それが「アベルの方舟」です。 アルベドやユーリエフがウ・ドゥと接触することでおかしくなった(汚染された)のは接触によって集合的無意識を体感したからです。つまり自分の意識が集団的無意識の一部になるのを恐れたためなのです。

 

 

 

 

ゼノサーガ エピソード3詳細攻略-水の都-