ヘントの戦い
羊毛商人の護衛
補給線の攻防
カレーの戦い

ゲーム中の文字が小さくて読めない人のために
フランドル地方・・・。
政治的にはフランス領に属すこの地域には、イングランドとの貿易で潤っている都市が多い。
租税を取るだけの統治国フランスと、実利をもたらす「敵国」イングランド。
利に聡い商人たちが、どちらに親しみを持つかは、自明だろう。それを証明するかのような出来事が勃発する。
フランドルの諸都市がイングランドと結託し、フランスに対する反乱を起こしたのだ。

対してフランス王は、プルゴーニュ公フィリップ・ル・ボンにこれの鎮圧を命じる。
かつての同胞を敵とすることに困惑するものの、フィリップは無事に反乱を鎮圧する。

この功績によりフィリップは新たなフランドル伯に任ぜられた。

しかし新しい所領となったフランドルに、フィリップ公は頭を痛めることとなった。
商人を中心に、いまだ反フランスの気風が強く、小規模な反乱は終焉を見なかったのだ。
その背後には、イングランド軍の支援があることも明らかだった。
そんな所、フィリップ側近のマリーが、ある事実を突き止める。
シャンパーニュ地方からフランドルへ至る通商路が、反乱勢力への補給戦となっていたのだった・・・。

フィリップは、街や村を攻めることになる戦略に惑いながらも、シャンパーニュ遠征を行なう。

だが、街を攻める「汚れ役」を演じたのは、傭兵隊に限られた。
騎士が、さらにはフィリップが住民の住民の恨みを買うことを憂慮したマリーが、独断で傭兵隊に命を下したためであった。
フィリップは、貴族としての矜持からマリーを叱責しつつも、己の弱さを悟ってもいた。 補給線の攻防からしばらくを経ても、容易にフランドルの混乱は治まらなかった。
イングランド軍に後押しされる反乱軍の勢いは衰えを知らず、ついに要街カレーの街が包囲を受ける。

涙ながらに助けを求めるカレーの住民を見て、フィリップは、ふいに領主としてあるべき姿を悟る。
戦う相手が誰であれ−たとえ、それがかつての同胞であれ−優先すべきは自らの所領の秩序と、領民の安全である、と。
そのことを胸に、フィリップは、自らの領民を脅かす「敵」を決然と打ち破った。
カレー住民の歓声を受けながら、フィリップは改めて領主の責任と意味を噛み締める。
マリーは、民に応えるフィリップを見上げながら、この心優しき主君に対し、より一層の忠誠を誓うのであった。
-おわり-

ゲーム中の文章より
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