シェルブールの戦い
形見のブローチ
騎馬兵を雇用しておくこと。ブローチを探すのに拠点を制圧する必要はなく、拠点のマークの上に乗ればあるかないかわかる。
クレルモンの戦い
ナントの戦い

ゲーム中の文字が小さくて読めない人のために
ハルは戦いが好きだった。
売られた喧嘩は喜んで買う。刃向かう敵はとことん叩きのめす。
自分が他人より強いことを実感するのは、それだけで楽しいことだった。

それがたとえ軍団同士の戦闘であっても、戦いは楽しいほうがいい。
回りくどい作戦など必要ない。正面からぶつかり、叩き、打ち破れば、それでいいのだ。

そんなハルに対して、従者のリチャード・ビーチャムは、ことあるごとに自粛と自覚を促してきた。

「強い力を持つものほど、力弱き者の支えとなるべきである」
これが、ビーチャムの持論だったからだ。
ハルは、常人とは異なる「強い力」を生まれ持っているのだから、なおさらだ・・・。

ハルとビーチャム、2人の間に変化が起きたのは、クレルモンを巡る戦いからだった。
2人が所属する傭兵隊に与えられた任務は、後方で補給拠点として接収した集落を防衛することだった。
しかし、ハルはいつものごとく、楽しい戦いを求めて、最前線へ飛び出していく。
その結果、集落は敵の急襲を受け、大きな被害を出してしまった。
悪びれた様子のないハルに、ビーチャムは感情を爆発させる。
いつも穏やかなビーチャムの、突然の怒りの理由を理解できず、ハルは困惑する・・・。

どこかぎくしゃくしたまま、ハルとビーチャムは、南都の街を攻める戦いに参加した。
そこで、ハルは戸惑った。突然、傭兵隊の隊長に任命されたのだ。
重要な任務を与えられ、多くの部下たちの命を預かる・・・
どちらも初めての経験だった。
絶対の信頼を寄せてくる部下たちを放り出して、ひとり自分の闘いをすることは、なぜかできなかった。
隊長として戦ううちに、ハルにも、ビーチャムが説き続けていたことの重要さが、ようやく分かり始めていた。
そして、それこそが、「強い力」を持つ自分―
つまり、イングランド王家の子として生まれ、いずれは国を率いる立場に置かれる自分―にとって、胸に刻みつけるべきことなのだということが・・・。 照れくさそうなハルの視線に、ビーチャムは優しく微笑んだ。
-おわり-

ゲーム中の文章より
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